ブラック企業の言い訳

ブラック企業の経営者の多くは自覚が無いか、或いは言い訳に終始するかのどちらかです。批判されれば良心も痛むのでしょうが、本気で致し方ないことだと考えているのです。よく聞かれるのが、「改善したくてもできない」という言い訳です。従業員に法定以上に頑張ってもらわないと、会社が潰れてしまうというのがその骨子です。確かにバブルが崩壊してからは、中小企業の経営は厳しい状態に置かれています。グローバル化の波はそれに追い打ちをかけ、海外企業とも争わなくてはならない状況です。途上国では人件費が安いため、海外企業と渡り合うためには中小企業の経営努力が欠かせません。しかしそれと労働者の人権問題とを混同すべきではありません。ブラック企業が生き残り続けても、日本社会全体にとっては喜ばしいことではないのです。
 さて、転職にも適齢期が存在します。多くの人は20代、30代を想起するでしょう。では一般に、中途採用に乗り出す企業はどちらの年代を欲しているのでしょうか。就職氷河期も今は昔となりましたが、それでもデフレが日本経済を覆っているのは間違いありません。とても売り手市場とは呼べない状態にあるのです。そのような中にあって、スキルが十分に身に付いていない20代が転職に乗り出すのは危険を伴います。優秀な人であれば無謀とは言いませんが、それでももう少し実績を積んでからの方が満足の出来る結果を得られるでしょう。実際20代の多くは不景気であることを実感していますし、危険を顧みずに行動する人は少ないように思われます。

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